2022 AW ミリタリー02|wjkが考える、不変で新しい秋冬ミリタリーアウター。

2022 AW ミリタリー02|wjkが考える、不変で新しい秋冬ミリタリーアウター。

ミリタリーアイテムを強みとするwjkが展開する、2022AWのミリタリーアイテム。秋口におすすめのCPOシャツのライトアウターや、本格的なディティールを配しながらも高級感ある仕上がりが魅力の定番MA-1など、wjkらしいミリタリーを深く楽しめるアウターをご紹介します。


01|USN CPO

wjkが提案する、ミリタリーCPOシャツ。秋口には軽めのアウターとしても着用できる1着です。wjkではこれまでも硬めのメルトン生地やチェック柄など、色々なスタイルのCPOシャツを展開してきましたが、ライトアウタースタイルは今回が初の試み。より本格的なミリタリーとしてのアプローチとなっています。

 

ファッション業界においては、胸に2つのポケットがついているものは広くCPOシャツと表現されてますが、CPOとはアメリカ海軍の「chief petty officer(チーフペティーオフィサー)」の略で、上等兵曹に支給されていたシャツのことをCPOシャツと言います。

オリジナルは甲板作業などの際に衣服の中に冷たい風が入ってこないように目の詰まった硬いウール素材が使用されていますが、今回はライトアウターとしてウール素材の表面をメルトンのように縮絨させています。質感もタウンユースしやすい、柔らかく膨らみのあるものにアレンジしました。さらに古着のような質感を生み出すために洗いをかけて風合いある表情に仕上げています。

ミリタリーの中でも海軍には、他の軍と同じものは使用しないというプライドと強いこだわりがあると言われ、本来のCPOシャツにはアンカーボタン(碇模様の刻印された海軍専用のボタン)が使用されています。今回はwjkが展開するシャツとしては、より都会的で洗練された印象にするためにシンプルなボタンを使用しています。

本来はシャツとして一枚で仕立てられるCPOシャツですが、ライトアウターとして着られるように裏地をつけています。風を通さず、表地と裏地の間にあたたかい空気の層ができて保温効果も。

脇腹部分には「サイバラ」というパーツを設けて、体に沿った綺麗なシルエットに。色はブラック/ネイビー/カーキの3色展開です。

 

 

02|vintage twill MA-1

MA-1は今でこそミリタリーの定番スタイルですが、まだミリタリーがマニアックなファッションであった7-8年前には無骨な印象の強いアイテムでした。wjkでは創業の2004年から展開していましたが、人気アイテムとして火がついたのは2015年から。今回は特に人気の高かった2020年の後継モデルです。

あたり前に、スタンダードに。MA-1らしい趣を残したwjkの「vintage twill MA-1」は、今では例年1番人気の定番メンズアイテムとして定着してきました。オリジナルが持つ無骨な雰囲気は損なわずに、ファスナーやディティールでラグジュアリーさをプラスしています。

リブの編み立て部分はMA-1の無骨な佇まいに負けないよう、既成のパーツではなくオリジナルの特注デザイン。厚みをしっかりと持たせ、本体のナイロン生地の風合いに合わせて仕上げています。

シワによって引き立つ光沢は、パッカリングという縫い縮み技術によるもの。手間もかかる上に生地のメーターも余分にかかりますが、このディティールによって高級感ある表情に仕上がっています。艶のある生地のパッカリングは、シワを強く出しすぎるとフェミニンで女性らしい印象になってしまうので熟練の技術を要します。また、安価なサテン生地では光沢が際立たず安っぽい印象になってしまうため、上質な素材と高い技術とが合わさってはじめて実現できる表現と言えます。

中綿は軽くて暖かいシンサレート素材を使用し、デザインディティールだけでなくアウターとしての保温性・実用性も高い一着です。

 

 

03|short M51

wjk初期の2006年に展開した、M-52のロングコートとショートコート。そのショートコートに近い形のリバイバル版です。

 

このコートの特徴はなんと言っても、頭を覆うように大きく立ち上がったフード。芸術品のようだと評価いただいたこともあるこのフードの形状はM-65をリソースとしています。

ファンの方の中には懐かしさを感じる方もいるかもしれませんが、初期のロングモデルは特に細くシェイプされたウエストのシルエットとボリュームのあるフードとの対比が印象的で、ライニングとファー付きの仕様でした。

 

今回はシルエットもストレートでフードもシンプルに、オリジナルには前立てがありますが、それもなくしてよりタウンユースしやすいアレンジにしています。このモデルは、ショートモッズコートやWライダースモッズコートなど、形を変えて何度もアプローチしているwjkの中でも歴史の深いアイテムです。

生地は別注の綿とナイロンのギャバジン素材を使用。ギャバジンは、戦場で兵士たちが雨に濡れないための防水コートとして開発された素材です。

今回は直営店限定カラーとして、ダークカーキの顔料染めモデルも展開しています。

 


 

wjkでは、不変であり普遍的であることを大切に、オリジナルのディティールの何を残し何をアレンジするかを大切に服づくりに向き合っています。日常で纏うことのできる洗練されたスタイルでありながら、オリジナルモデルに宿る魅力も味わえるwjkのミリタリーをぜひお楽しみください。

 

 

USN CPO

¥60,500 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

vintage twill MA-1

¥79,200 TAX IN

現在はお取扱いがございません。

short M51

¥99,000 TAX IN

現在はお取扱いがございません。